成功のためには起業マインドを常に意識すること
            主要先進国の他国と比べ起業活動が劣る日本ですが、それでも何百万人もの人々が独立開業を希望しています。その理由は色々とあります。
              ・企業での年功序列の昇進や終身雇用が当たり前ではなくなり、少子高齢化で老後の生活不安も高まる中、会社に頼らず自分の力で生きていき定年にも縛られず働き続けるため。
              ・時間外労働や通勤ストレスなどの問題から、時間や場所に縛られないライフスタイルを選ぶため。
              ・主婦で家族のために家で働くのと並行して、空いた時間を活用して少しでも収入を得たい。
              ・趣味や好きなことで収入を得られるようになりたい。
              ・これまで培った経験や人脈、スキルを活かし独り立ちすることでステップアップしたい
              ・事業を起こすことで社会貢献に繋げたい。
              など様々な想いがあるのです。
              しかし、安易な起業は失敗へとつながります。今までの統計では新規開業した事業は1年以内に半数が倒産し、5年後には80%、10年後には95%が倒産すると出ています。生き残れた企業も半数以上は赤字経営だという現状です。起業というのは何も考えずに成功できるものではなく、なんとなく、憧れだけで、あるいは勢いだけで起業に踏み切るとマインド不足や詰めの甘さで失敗することが増えてしまうのです。
              本当に独立開業を望むのであれば、しっかりとした覚悟とビジョンを持たなければ成功することは難しいでしょう。まず、もし失敗したら家族、従業員、取引先、融資先、など全てに対し責任を負う覚悟があるかどうかを自分自身に問いかけてみてください。その覚悟があるのであれば、次に具体的な企業のビジョンを描きましょう。
              まずは起業マインドを形作るスタートとして、5W1Hで枠組みを作ってみてはどうでしょうか。
              (Why)どうして起業をしたいのか。理念や理由。
              (When)いつ起業をしたいか。具体的な期限を定める。
              (Where)どこで起業したいか。ネットか、どこかで事務所や店舗を持つか。
              (What) 起業して何をしたいか。売るものやサービスなど、事業内容。
              (Whom) 誰に向けて起業したいか。どんな人をお客さんにするか、ターゲットの選定。
              (How)どのように起業したいか。個人事業か、フランチャイズか、法人としての独立開業か。
              起業は漠然と勢いだけで行うとなかなか成功には結びつきませんが、逆に言えば、確固たる起業マインドがあって綿密に計画を立てられるのであれば、成功することも雲の上の夢ではないのです。あきらめずに期限を決め、着実に、順を追って準備を進めていきましょう。
            
                
              
    
    

